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北朝鮮ミサイル、高度2500キロ超 核小型化は未知数2017年7月5日

日本にとって打ち落とすことが、不可能なミサイルの完成か。
3000kmも上がって、真っ逆さまに落ちてくるミサイルは、パックだろうがサードだろうが落とせない。横から飛んでくるミサイルは、落とせることもあるだろうが。
火星シリーズは液体燃料だ。撃たれる前に撃つしか無いが、発見はできるのか?
ICBMが固体燃料になれば、事前発見も100%不可能、もはや手の施しようがなくなる。
日経2017/7/5 1:13

 北朝鮮が発射したと誇示している弾道ミサイルは、米本土も射程に収める大陸間弾道ミサイル(ICBM)だったかは専門家の評価が分かれる。現実的な脅威はICBMに核弾頭を搭載する攻撃が可能になるかどうかだ。実戦配備には高高度からの大気圏への再突入技術や、核の小型化が確立しているかが焦点となる。

 ■飛距離

 今回のミサイルは秋田県男鹿半島から約300キロメートルの日本海上に落下した。日本政府は高度が2500キロメートルを大きく超え、発射の仕方は通常より発射角度を高くする「ロフテッド軌道」だったと分析する。北朝鮮の朝鮮中央テレビも「特別重大報道」で、ICBM「火星14」の飛行距離は933キロメートル、最大高度は2802キロメートルとした。

 同じ推力を用い、通常軌道で発射すれば飛距離は格段に伸びる。防衛省は「アラスカ州など米本土を射程に収める可能性がある」(幹部)とみる。米本土に到達するICBMだとすれば、事態は一気にエスカレートする。北朝鮮はあえてロフテッド軌道で飛距離を短くし、日本海に落としたとみられる。

 ■再突入

 弾道ミサイルは大気圏外にいったん出た後、慣性運動で宇宙空間を飛行し、大気圏に再突入する。その際、空気の圧力により高温が発生する。長距離ミサイルになるほど落下速度が増し、弾頭表面の温度が上がる。弾頭を高温から守るには炭素繊維の強化プラスチックなどで覆う高度な技術が必要とされる。

 日本向けの中距離ミサイルの場合は秒速3キロメートル前後で表面温度は約1500度、ICBMの場合は秒速7キロメートル前後で3000度以上になるとみられる。防衛省は「北朝鮮は、現段階ではICBMの再突入技術の完成に至っていないと思われる」(幹部)とみる。

 ただ北朝鮮は5月14日に「火星12」を発射した。この時は高度2000キロメートル超で今回より高度は低かったが、発射後に「過酷な再突入環境の中で、制御弾頭部の末期誘導特性と核弾頭爆発体系の動作の正確性が実証された」と発表。弾頭保護技術の進展を内外に誇示しており、今後も技術開発を急ぐとみられる。

 ■核弾頭

 4日、「火星14」の試射を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(右から2人目)。朝鮮中央通信が配信した(朝鮮通信=共同)

 4日、「火星14」の試射を視察する北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長(右から2人目)。朝鮮中央通信が配信した(朝鮮通信=共同)

 北朝鮮は2006年以降、5回核実験を実施。その威力は毎回増している。一方、長射程のミサイルに搭載しようとするほど、核の量は小さくする必要が生まれる。

 小型化には「ブースト型」という技術もある。わずかな核融合反応で核分裂を生み出す技術で、核物質や爆薬などを省力化できる。北朝鮮は核の小型化を進めていると強調するが、ブースト型を確立しているか不明な部分も多く「ICBMに搭載できる小型化は実現できていない」とされる。

 北朝鮮の最初の核実験から10年超が経過した。冷戦期の主要国による核開発の経緯を振り返ると、「10年あれば北朝鮮の小型化技術はある程度進んだはず」(政府関係者)。ICBMに搭載可能な小型化は時間の問題との見方が強い。

 6回目の核実験を許せばさらにこの技術の確立につながりかねない。16年9月に5回目の核実験をした際、北朝鮮は「標準化、規格化された核弾頭の構造と動作特性を確認した」と発表した。

 ▼ロフテッド軌道 弾道ミサイルの飛行経路のことで、通常より角度を上げ、できるだけ高く飛ばす方法。飛行距離が抑えられるぶん落下速度が増し、イージス艦などでの迎撃が難しくなる。弾道ミサイルは通常、効率的に飛行し、射程を最も長くする「ミニマムエナジー」軌道をとることが多い。

 北朝鮮は5月にもロフテッド軌道でミサイルを発射。高度は2千キロメートルを超え、日本海に着弾するまで約30分間かかった。海上自衛隊が現在、運用する迎撃ミサイル「SM3ブロック1A」が対応できるのは高度数百キロメートルまで。防衛省は1千キロメートル超まで撃ち落とせる「ブロック2A」の開発を急いでいる。

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